2018年12月号
『前髪をつかむために』
ギリシア神話に『カイロス』という神様がいます。カイロスとは、ギリシア語で“チャンス”という意味だそうです。この神様、髪型がかなり独特で。
「チャンスをつかめ!」とは、「ギリシア神話の神様カイロスの前髪をつかめ!」と言うことなのです。前髪しかありませんので、目の前を通り過ぎた後“あっ”と気づいて後ろから髪をつかもうとしても出来ません。
☆チャンスをつかむための秘訣 “ボーっとした日常を過ごさない”
2018年も終わろうとしていますが、気づいていないだけで今年一年の間にもしかしたら何度もチャンスが訪れていたのかもしれません。チャンスの神様を見逃さないよう緊張感のある日々を過ごさないといけないですね。
もう一つ大切だと思うこと。仮にチャンスの神様の前髪をつかむことに成功したとして、その絶好の機会をいかせるか否かは、本人の実力次第ということです。
☆つかんだチャンスをものにするための秘訣 “実力を身につけておく”
一日中、川の底をのぞいていたとて、魚はけっして取れるものではない。たまたま魚がたくさんやってきても、その用意がなければ、素手ではつかめない。魚は招いて来るものでなく、来るときに向かうから勝手にやってくるものである。だから魚を獲ろうと思えば、常平生からちゃんと網の用意をしておかねばならない。人生全ての機会を捕捉するにも同じ事がいえる。
(三菱財閥創業者 岩崎弥太郎)
2019年、漫然と日々を過ごすことなく、そして日々精進!の気持ちを忘れず、いつチャンスが訪れてもしっかりとつかみものに出来るように!していこうと思います。
お読みいただいている皆様、2018年一年間ありがとうございました。2019年もよろしくお願いいたします
奥松
☆ある日曜日の出来事☆
早いもので今年も残りわずか。本当に一年経つのが早いです。
さてさて、最近の我が家は、割と平和です。
最近では家族それぞれバラバラに休みを過ごしていたのですが、先日パパと息子で釣りに行くといってパパは久しぶりにルンルンでした。が、この二人基本さかなはあまり食べません。ですので私はあまり良い気はしてなかったんです。
パパ 「明日は、鯵あたりが釣れると思うんだけど~」
私 ……(心の中のつぶやき)「おいおい誰がさばくんだよ」
パパ 「あーちゃーん(息子・小4)、明日朝早いからね(ルンルンで叫んでました)」
私 「まぁ、楽しんできなよ」…(心の中のつぶやき) 「頼む、坊主であってくれ」
パパ 「参ったなぁ〜、俺の感では外房の方なんだけど、知り合いは内房すすめてくんだよね、内房よりは外房の方が、海綺麗だしその方がひでみちゃんもいいでしょ!」
私 ……(心の中のつぶやき)「どっちでもいいし、私はどうせ行きませんので」
私 「外房でこの前女性の遺体上がったらしいよ。しかも、5ヵ所で」
パパ 「何が言いたいの?」
私 ……(心の中のつぶやき)「釣ってきても君達どうせ食べないでしょ」
私 「大トロと、サーモン釣ってきて」
パパ ....無視
段々空気が悪くなってきたので、私はとりあえず明日の朝早くに出るんだったら私の事は起こさないでよと言いながらその日は終了。翌日、私は日曜出勤だった為教室に向かいお昼もゆったりとしながら伊勢先生とランチしていると旦那さんから電話が。
パパ 「もう、家ついたから」
私 「早っっ」
パパ 「うるめいわしが20匹くらい釣れたから」
私 「はっ?うるめいわし?、鯵じゃないの?」
パパ 「うん、あーちゃん凄いよ、
入れ食いでほとんどあーちゃーんが釣った(ルンルン♪)」
私 ……(心の中のつぶやき)「うるめいわしってどうやって食べるんだよ」
パパ 「とりあえず帰ったらよろしくね」
私 ……(心の中のつぶやき)「よろしくねじゃないよ、しかも20匹とかいって、どうやってさかな嫌いの人達に20匹のうるめちゃんを素敵な料理に仕上げろっつーのよ」
私は電話の後、伊勢先生にタラタラと愚痴をこぼし帰宅したのでした。
帰宅するとご丁寧に冷蔵庫にうるめちゃん達がごっそりおいでになっており、結局は南蛮漬けをこしらえました。大変美味しく頂きました。我ながら本当に美味しくってびっくりでした。しかし男二人は「やっぱり釣りたてのさかなは新鮮で美味しいなぁ~」と笑顔で一口だけ(+_+)。
そんな姿を見ながら私はさりげなく旦那に一言、「今度は牛か豚釣ってきてね」と申し上げておきました。
旦那様は、白い目でこちらを見ておりました(+_+)
今年一年皆様ありがとうございました。良いお年をお迎えください。
インストラクター 山本英美
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