2017年5月号

『2020年教育改革①』

 2020年の大学入試が大きく変わる!というニュースが世間に広まり……!?ってそれって結局どうなるの?まだ先のことと思われている方も多いのでしょうか。それでも、東京オリンピックが開催される年(現中学3年生が大学を受験する年)には、大きな改革が行われるのです。実は改革は2020年からとされていますが、文部科学省としては、導入可能な部分からこの改革の理念に基づく入試を実施して構わないとされています。


事実、以下の入試問題をご覧ください。一体どのような改革を目指しているのか、日本の最高峰とされる東京大学の入試から垣間見ることができます。これは「平成29年度東京大学工学部」の推薦入試問題です。


 (問)以下の設問を読み、解答しなさい。(字数600字~800字)

 ルネサンス期にヨーロッパに大きな社会変革をもたらした「火薬・羅針盤・活版印刷術」は三大発明と呼ばれている。なぜ三大発明と呼ばれているかを簡単に考察した後、2050年頃までに期待する3つの技術革新を挙げ、それらの相乗効果がもたらす社会的変革を説明せよ。


  いかがでしょうか?解答は浮かびましたか?

 この問題では、2つのポイントを踏まえ論述しなければなりません。

①「火薬・羅針盤・活版印刷術」が三大発明となぜ呼ばれているか。

②2050年までにうみだされるであろう三大発明と同レベルの技術革新を考え、社会にどのような相乗的変革を及ぼすかを述べる。

 

 2020年から始まる教育改革では、以下の3つの言葉をキーワードとしています。

「知識・技能」→記憶力を中心としたこれまでの入試同様の力を測る。

「思考力・判断力・表現力」→正解の無い問題を解決する力を測る。

「主体性・多様性・協働性」→自分の人生のビジョンやこれまでの経験などを知る。※就職試験に近い

 

 東京大学の問題では、①で「知識・技能」を、②でこれまであまり問われることの無かった「思考力・判断力・表現力」の力を測っているのです。僕は、この改革の話しを耳にした時、最初は「また始まったか」という感覚になりました。以前にも似たような改革がありました、そうです「ゆとり教育」です。知識偏重の教育から子どもが主体的に考え、表現できる教育を目指す!ということで行われましたが、結果は……、再び知識重視に戻っています。当時の教育を受けた子どもたちは『ゆとり世代』なんて呼ばれ、社会に通用しない大人を象徴する言葉として揶揄されたりなんてことにも。

 

 でも今回は、違います。何が違うのか?ゆとり教育の際は、学習カリキュラムの改訂中心としていましたが、今回は、ある意味ゴールとされる大学入試の制度そのものが変わります。希望する大学に入学するためには、この制度で要求される力を付けなければならないのです。文部科学省が掲げる看板を読む限り、これから先の世の中でより現実に要求される能力を育てることにもつながるものではあるようです。入試のためという小さな世界にとどまらず、生涯役立つ能力を身につけるためにという視点で、この教育改革に向けどのような思考を習慣化しておくべきか、次回ご紹介させていただきます。


 

                                             奥松

        


  既成概念にとらわれない努力

 4月に名古屋にオープンしたレゴランド。気になっている人も多いのではないでしょうか?GWを利用して早速行ってきた!という羨ましい人もいるかもしれませんね。

 レゴランドではブロックの形をしたフライドポテトが食べられるというのをご存知ですか?非常に気になります!ポテト好きとしては見逃せません。でも名古屋はちょっと遠いですね。私はテレビを見て、行ったつもりになるのが精一杯かもしれません。他にもブロックの形をしたクッキーとかケーキとかもあるのでしょうか?想像しただけでもワクワクしてきます。本当に重ねることができたりして……それは無理かな?(^^; 

 

 ポッチのついたブロックのような型があれば、自宅でゼリーとかアイスが作れそうですよね。氷を作って飲み物に浮かべるのも楽しそうです。私は教室でビー玉を入れているケースのようなブロックの形をしたグッズを見ると非常に萌えます(*^^*)♪ きっとテーマパークのデザインや商品の企画をしている人たちはいつも「ブロックでこんな事もできるかも!」という視点で物事を見ているのでしょう。教室でのレッスンやイベントのアイディアがもっともっと膨らんでいくように私も物の見方を変えていく必要があると感じました。フライドポテトと言えば細長いあの形で、まさかブロックの形になるなんて考えもしませんでしたから。

 

オープンしたてのレゴランドや大阪のテーマパークの勢いに、舞浜の夢の国は押され気味だという噂も耳にします。しかしこれからは続々と新しいエリアやアトラクションが登場して巻き返しを図るようですね。今までにはないタイプのアトラクションなどが期待できると聞きました。ここでも新しい挑戦がされています。舞浜なら遊びに行くこともできますし、何より私はベイマックスのアトラクションが気になります。一体どんな風になるのか楽しみです。

 

インストラクター 清水倫子

 


 

 『鯉のぼり①』 『鯉のぼり②』 『こんな部屋がいいな』 『かぶと 『立体駐車場』 

まなびの広場 HPへ↑(クリック)