2021年11月号

☆グループ教室 学習塾“稲進会”の内容も含まれます。

『粘り強く続ける

 鳥谷敬選手(プロ野球選手、阪神~千葉ロッテ)が今年で引退されました。直接面識があるということでもないのですが、まぁまぁ(あまり関係ない…(-“-))の共通点があったことから、プロ野球に入る前から注目していた選手でした。彼が大学4年生の時、神宮球場で試合を見ました。一人だけレベルが違うことはスタンドから見ていてもわかりました。盗塁をすると相手キャッチャーはボールを投げません。そんなシーンが2、3度あったような。盗塁のためのスタートを切る技術、走力の高さを物語っています。打った低いライナーの打球は、グラウンドに落ちることなく神宮球場のフェンスに突き刺さって(そんな感じ)いました。守備は普通、これは野球を少しでもかじったことがある方ならご理解いただけるかと思うのですが、守備が上手い人ほど当たり前に処理する、つまり何ごともなかったかのようにボールをさばくんです。大学卒業後はドラフト1位で阪神に入団。名球会入りする超一流の選手に。ワールドベースボールクラシックの伝説の盗塁も凄かった(マニアックすぎ…ですね)。そんな彼の試合前のルーティンがある野球番組で紹介されていました。プロ野球のナイターの試合は夕方から始まるのですが、必ず午前10時には球場に入り練習を行うそうです。毎年シーズンを通して、2004年にプロ野球選手になってから今年引退するまでずっと続けられていたようです。好調な時もスランプの時も、日々のルーティンを粘り強く行っていたのでしょう。

鳥谷選手、お疲れさまでした。

 

“アメリカ30代大統領 カルビン・クーリッジの言葉”

この世の中で粘り強さにまさるものはない。

才能があってもダメだ。才能のある失敗者は大勢いる。

天才であってもダメだ。報われない天才は大勢いる。

高学歴であってもダメだ。高学歴の落後者は大勢いる。

しかし、粘り強さがあれば、決意したことはなんでもできる。

「粘り強さを発揮しろ」というメッセージこそが、これまで人類の諸問題を解決してきたし、

 

これからも解決し続けるだろう。

 

コロナの影響から家にいる時間が増えたことで、学生時代の勉強をやり直す大人が増えているそうです。ゆっくりじっくり少しずつでも粘り強く…、そんな感じで物事に取り組むことはとても大切な気がします。人類の諸問題解決とは行かないまでも、何かを続けることで、今まで見えなかったものが見えるようになる、そんな可能性を感じます。自分はとりあえずYou Tubeで英会話番組を毎日10分!からスタート!です。

                                         (奥松)                            


☆何ごともポジティブに

学生時代に、運動部に入っていた方に質問です。試合でミスをした時に、チームメイトや顧問の先生に、怒られましたか?それとも、褒められましたか?また、怒ると褒める、どちらが良い指導だと思いますか?

私は中学・高校と、下手なサッカー部員だったので、毎回怒られていた記憶があります。たとえ怒られなかったとしても、褒められることはまず無いですよね。褒める方が良いというのも、首をかしげてしまいます。

しかし、ミスしても「いいね!」と声をかける指導方法があるそうです。広島県立安芸南高校サッカー部、畑喜美夫監督の「ボトムアップ理論」によると、一生懸命プレイしているという「前提」があれば、失敗に対してあえてポジティブに向き合うことも必要なのだそうです。失敗そのものが悪いことではなく、逆に、そこから新しい気づきがあり、成功のヒントがあり、次へのチャレンジと繋がるのです。「ボトムアップ理論」にはこうもあります。アスリートには2つの考え方のタイプがあるそうです。1つは、イチロー選手のように結果を出すことで、その先が見えてくるタイプ。もう1つは、常日頃から前向きにワクワクしながら取り組むことで、その先に、自ずと結果が付いて来る、逆発想の考え方のタイプです。今でいうと、ビッグボス新庄剛志監督の考え方に近いなと思いました。

さぁ、これからハロー・ダクタクラスの、クリスマス発表会の時期になります。発表会が嫌いな子もいるかもしれませんが、何ごともポジティブに考えられる環境を作ってあげて、様々なチャレンジに「いいね!」と褒めてあげられるように、私自身のアンテナを張り巡らせようと思います。  (インストラクター 伊勢豊)


<今月の作品紹介> 

“ハロウィンパーティー”“小動物の住むところ”“お城”

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