2018年4月号

『失敗は“大失敗”のもと?

“ショータイム!”

メジャーリーグの話題を独占しているのは……、そう大谷翔平選手。「翔(ショー)タイム」なんて活躍を表す言葉も出来ているようですね。ネーミングセンスもさすがはメジャー!!打てば3戦連発ホームラン、投げても2連勝(※コラム執筆時点)といいとこばかりの大谷選手ですが、一月ほど前は……。結構悲惨な状態でした。三振や内野ゴロばかり、投手としても文字通りボカスカ打たれていました。そんな大谷選手をアメリカのマスコミは、こぞってタタキまくりました。

 

“君のスイングには欠点がある。君の試みは困難であり、メジャーの投球に適応することは難しいだろう”

“打撃練習では絶好調でも、試合でからっきし打てない選手を私はたくさん見てきた。彼を見て私は冷笑した”

こんな言葉が、各マスコミで取り上げられていました。

 

“アメリカンドリーム” アメリカ合衆国における成功の概念。均等に与えられる機会を活かし、勤勉と努力によって勝ち取ることの出来るもの。Wikipediaより)なんて言葉が表すように、アメリカってもっと挑戦する人物にたいして寛容で、あたたかく見守る、そんな文化が根付いているのだと昔は思っていました。

 

現実は結果が出ない選手にはとても厳しい。まだオープン戦でしょ、しかも日本からアメリカに渡ってきて初めてのオープン戦。結果が出ないのもしょうがない、なんて空気は全く無く(T_T)、大谷はダメだ、二刀流なんて無理、獲得は間違っていたなど、批判と非難の嵐。

 

アメリカで成功すれば大金が手に入ります、実際メジャーリーグの一流選手は、日本のプロ野球選手の◯十倍もの年俸をもらっているのが当たり前の世界です。これは、他のスポーツやビジネスの世界でも言えることでしょう。それだけのお金が手に入る分、強い精神力を持ち合わせていなければならないとも言えるのではないしょうか。ちょっとした失敗や上手くいっていないことに対し周りが大きな声を上げて批判や非難をする。そうした声を浴びせられた人はその挑戦そのものを諦め、次の挑戦にも目を向けなくなってしまう。「失敗は大失敗のもと」をたくさんうみ出しているのもアメリカという国の一つの側面であるような気がしてなりません。

 

大谷選手が、オープン戦で投げかけられた様々な言葉に負けてしまえば、今の活躍は無かったでしょう。どんなバッシングを受けても、自分の力を信じ抜けるそうした精神的な強さを持ち合わせており、上手くいなかった部分を修正し続け「失敗は成功のもと」にする力が備わっていたはずです。

 

子どもたちが何かに挑戦(チャレンジ)したとき、上手くいかないことや失敗に遅かれ早かれ向き合う場面がくることになります。そのとき「失敗は成功のもと」になるんだと認識させてあげられているでしょうか。上手くいかないことや失敗ばかりをクローズアップして、挑戦そのものを否定してしまっていないでしょうか。そんな経験が続けば、人は何も挑戦しなくなります。

 

失敗を成功につながるものと捉えられるようになるか否か、周りの影響は大きいです。上手くいっていないときこそ、どんな一声をかけるか。一声の大切さをしっかり考えないとと思っています。

 

それにしても大谷選手の足は長い。見ていて何よりうらやましい……(_;)

                                              奥松 


  ☆おばあちゃん、長生きしてね

  新学期が始まりバタバタしておりますが、皆様どうお過ごしですか~?

 うちでは、娘は高校2年生、息子は小4になり本当に時の流れは早いと実感しております。

 そんな中、先日大好きなおばあちゃんを病院へ連れて行きました。2年前に一人暮らしをしていたおばあちゃんは、ベットから立ち上がる際に転落して足を痛めてしまい、入院を1ヶ月したら歩けなくなり車椅子生活になってしまいました。さらに腎臓が悪い事が判明してからはバルーンを入れて施設で生活しています。3月28日はおばあちゃんの88歳のお誕生日だったので花束を持って会いに行きました。

 

途中、診察待ちをしていると私は偏頭痛に襲われ、薬を飲んだにも関わらず、目がチカチカしはじめ、ずっとおしゃべりが止まらないおばあちゃんに、「ごめん、おばあちゃん、頭痛い」というと、しばらく肩をさすってくれどちらが介助されているのかわからない姿に私も思わず笑ってしまい、「あー、よかった、ヒデちゃんが笑った」と少し心配した顔で見守ってくれました。

 

私は事情があって2歳までは、平日はおばあちゃんに育てられていて週末両親の顔忘れないようにと毎週おんぶして電車に乗り両親に会わせてくれていたみたいです。いつもコソッと、「孫の中でヒデちゃんが1番好き」と言ってくれました。今でもそうです。今回病院に付き添い、カルテの生年月日の欄に88歳と記載されていて、もう88歳。あと2年で90歳かぁ~。

 

おばあちゃんは、いつも神社に行くと「長生き出来ますように」「ひまわりちゃんが20歳になるまで生きられますように」と祈っています。(※ひまわりは、うちの高校2年生の娘です)おばあちゃんは92歳、娘が20歳になるまであと4年。出来るだけおばあちゃんが喜んでくれる事をもっともっとしてあげたいなぁ~としみじみ思いました。

 

今は車椅子でも大丈夫な温泉を調べています。凄く行きたがっているので絶対叶えてあげたいと思います。

 

 大好きなおばあちゃん(#^^#)いつまでも元気でいてね。

 

                                   インストラクター 山本英美                                 


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