2017年9月号
『ビッグバンはありえない!相対性理論を否定してみせる!』
アインシュタインを凌駕する天才と呼ばれる青年がアメリカの大学院で研究を続けている。
名前は、ジェイコブ・バーネット。
1998年生まれの彼は2歳の時、アスペルガー症候群(高機能自閉症)と診断された。当時、医者は、年齢を重ねても会話や文字を読み取ること、靴紐を結ぶなどの基本的 な日常生活を一人では行えないだろうと両親に伝えた。
彼の名前が世間に知れ渡ったのは2012年、ニュヨークで開催された「TED×Teen」でのプレゼンによる。
(※「TED×Teen」とは、世界中の十代の若者が集まって意見や考えを発表する場所)
彼は、プレゼンの中で「天才とは学ぶことをやめた人」だと言う。
“学ぶことをやめれば天才に!!”なんて言葉を聞いたら、今嫌々ながら勉強に向かっている人にとっては、えっ、本当に!?やった、もう勉強しなくていいんだ!となることでしょう。その通り!勉強なんてしなくていいんだ!とは、(当然)なるはずもなく、彼は、「学ぶ」より「考えろ!」と言いたいのです。
ただ漫然と教科書や参考書に載っている事柄を受け入れるだけではなく、本当に正しいのだろうか?と疑ってみたり、違う側面から見て別の解釈の仕方はないのだろうか?と考えてみたり……、その延長線上に自分の考えを形にし表現していく「=作ること」の重要性を唱えています。
天才と呼ばれる人たちは 「学ぶ」→「考える」→「作る」 を行った人だと定義しています。
事実彼は、プレゼンの中でも、ニュートンやアインシュタインの理論についてきちんと理解していることがわかります。何かに意見したり異を唱える際、前提条件として欠かせない既成の概念について正しく学び理解しておくという作業をきちんと行っているのです。その上で、ビッグバンはありえない、相対性理論を否定してみせる、と言っているのです。
ありえない、否定するというと生産性が無いように聞こえますが、現在大学院生の彼は起業家であり、著作家であり、チャリティー活動を運営するなど多岐に渡って活躍しているようです。
プレゼンは、「これから24時間学ぶことをやめて、自分の好きな分野のことを考えて!そうすれば何かが作り出せる!」と語りかけて終わります。
プレゼンの動画は、Googleで“ジェイコブ・バーネット 動画”で検索すると見られます(※18分の動画が全編版)。語る内容と共に少しテンション高めで楽しそうに話す彼の姿が印象的です。この動画の存在を知ってから、何度も見入っている自分がいました。見る度に、感じることが少しずつ変わっている気がします。保護者の皆様にも、そして生徒のみんなにもぜひ見て何かを感じてもらいたい、そう思っています。
奥松
※画像をクリックすると動画が見られます。
ブリキのおもちゃ
先月、私は横浜に遊びに行きました。CMにも大々的に宣伝していたとあるイベントに参加するためです。イベントは大盛況、“Pカチュー”にいっぱい会えて大歓喜です!
それはさておき、帰り際に、とあるおみやげ屋さんに立ち寄ったところ、気になる物を発見しました。ゼンマイ仕掛けのブリキのおもちゃです。よく見るとMADE IN JAPAN。お値段も小さいおもちゃにしては、なかなかのいいお値段。それもそのはず、店員さんによると、数少ない職人さんの手作りらしいです。ブリキのおもちゃ自体、おそらく初めて実物に触れたのですが、なんだか愛くるしいです。現代のプラスチックのおもちゃは、使い捨てみたいなイメージがありますが、ブリキのおもちゃは、ずっと大切にとっておきたいような感じがします。かの北原照久氏がハマる理由が少しわかりました。ブリキの質感も良かったのですが、さらにゼンマイのギミックもいい仕事をしていました。タイヤで進む旅客船で、おそらく昔からあるカラクリみたいなギミックだろうと思うのですが、シンプルにして、発想の転換が効いていました。
これにはレゴ職人の端くれとしては、見逃せない物がありました。「これはきっとレゴとモーターを使えば簡単に真似できるに違いない!」と感動していた姿が、一人お店の中で浮いていたことは間違いないのですが・・・、とりあえず、このブリキのおもちゃにメロメロに惚れ込んでしまったので、自分用のおみやげに一つ買ってしまいました。近いうちに、教室の入り口のテーブルにレゴでできたブリキのおもちゃもどきが並ぶ日が来るでしょう。お楽しみに!
インストラクター 伊勢 豊
“システム冷蔵庫” “深海6500とデメリゲス” “シロクマの家” “ダンプカー” “満月と鏡餅” “ロボット”
※夏休み中人気者!!だった、“ミニオン”
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