2022年4月号

☆グループ教室 学習塾“稲進会”の内容も含まれます。

『確率は(ほとんど)0(ゼロ)!?

 2022年プロ野球が開幕しました。野球の人気も自分が子供の頃と比べ落ち目だと言われていますが、BIGBOSS、大谷翔平選手…、個人的には巨人の若手投手たち(久々に期待大!)と世の中に結構注目されているんじゃないと思えます。

何万という観衆(※今年は人数制限も無いようです)で埋め尽くされ、カクテル光線がキラキラ輝く中で野球をする、そして年棒は〇億円!野球を経験したことある人であれば一度は夢見る光景ではないでしょうか。

 

プロ野球選手になれる確率は!?

毎年プロ野球12球団がドラフトで約120名(各球団10名程度×12球団)新しい選手を獲得します。ドラフト対象となる高校生と大学生が約6万人(+社会人が数百人程度)。単純計算で行けば、(60,000÷120=)500人に一人がプロに、確率0.2%となります。この数字、もしかしたらプロ野球選手になれるかも

いやちょっと厳しいかなと微妙な感じですね。

 

 実際のところ、微妙などとは程遠い場所にプロ野球の世界はあります。小学生で野球を始めてそこそこ活躍できて「俺って、私って(※女子プロ野球化の動きも始まっているようです)野球の才能あるかも?」と思えた人が中学生で野球を続けます。プロへの道を本気で考えるのであれば、高校は甲子園を目指す強豪校へとなるでしょう。強豪校に集まるのは中学時代各学校の中心選手であった選手ばかり、だいたいがキャプテンでピッチャーで4番、周辺地域では名が知れたような選手が集まります。実力のある選手が集まった高校の中でレギュラーをとり、さらにチームは甲子園出場かそれに近い成績を残してはじめてプロ野球のスカウトの目にとまることになります。大学や社会人では、プロから指名されることを目指して何とか成績を残そうという選手が集まるさらに高いレベルの集団になります。こう考えると「プロ野球選手になりたい!」と思ったとしても実際にドラフトの対象になる年齢まで野球を続けることすら難しく、確率0.2%なんて数字は現実とは程遠いものだと言えるでしょう。

 

 プロ野球選手になれたとしても……、〇億円!を手にできる選手はほんの一握り。さらに厳しい競争が待っていて、勝ち残られなければ数年で解雇(クビ)なんてこともよくあることです。“結果が全て”、プロの世界は確かにそうかもしれませんが、実は少しちがった角度から選手を評価している人がプロ野球の世界にもいるようです。次回の通信でご紹介します。  (奥松)



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