☆グループ教室 学習塾“稲進会”の内容も含まれます。
“だ…大地よ 海よ そして生きているすべてのみんな………
このオラにほんのちょっとずつだけ元気をわけてくれ…!!!”
漫画『ドラゴンボール』で主人公孫悟空が必殺技“元気玉”を放つ時のセリフです。元気玉には、あらゆる生命体から集められたエネルギーが込められていて、その分威力も巨大で地球を破壊するほどだと描かれています。
現実の地球には、“ベジータ”も“フリーザ”も“魔人ブウ”(※地球だけでなく宇宙の支配をたくらむような強敵たち)も現れていませんが、コロナ・地球温暖化など地球の危機は今この瞬間にいくつも存在しています。本当は、地球に住むものたちが少しずつでも力を結集して問題の解決にあたらなければならない時であるはずなのに……戦争……。なんと人間は愚かな生き物なのでしょう。
人間は生物として体力面では決して優れていません。動物園に行けば、人類最強と呼ばれる格闘家が容易に負けてしまうであろう動物がたくさんいます。頭脳もそれほど優秀でもないようです。例えば記憶力は、人間に比べチンパンジーの方が高いことが実験で検証されています。
なぜ人間が実質地球を支配できるようになったのか。それは高い想像力と創造力を持っていたからです。過去を振り返りより良い未来を想像する力、そして想像したものを実際に形にしていく力、これらの力が人類の進化の土台になっているはずです。たどり着いた進化は、人類そのものそして地球を一瞬の内に消滅させられるまでになりました。
毎日流れてくるニュースを目にするたびに、日本で生活している私自身何ができるのか?と考えます。結果無力な自分に気づかされます。無力だとしても、“正しく知りたい”この気持ちだけは持ち続けようと思います。コロナも地球温暖化も。 (奥松)