2021年5月号

☆グループ教室 学習塾“稲進会”の内容も含まれます。

『絶対に成功しない4つの条件

 ある著名な経営者によると「絶対に成功しない4つの条件」(条件はその人の気質や性格と言えるものなのでしょう)があるそうです。

 

 

 

<条件その1>言われたことしかしない人

 

〇まなびの広場:インストラクターの指示通りに作って「完成した!」と満足してしまうのはもったいない、レッスンの内容にもよりますが自分のオリジナルな部分も作品に取り入れていいんだという感覚を持ってもらいたいと思っています。

 

〇稲進会:言われたことさえもやらない人は……。高校生までに習う学習は言わば学問の基礎。基礎を学んでいる段階ですのでまずは言われたことをきちんとやるが大事かなと。その先(大学他)で思う存分自分の興味があることを自分が思う方法や手段で研究してください。

 

 

 

<条件その2>楽をして仕事をしようとする…そういうことが可能だと思っている

 

レゴでの製作も勉強も楽をして上達や向上するものではありません。上手くいかないことや思い通りにならないといった経験をたくさんする中で効率よく進めていく道筋が見えてくるものです。“地道に心を込めて”を忘れて欲しくないと思っています。

 

 

 

<条件その3>続かないという性格を直さない人

 

新しく何かを始めて一人前になるまでには1万時間必要である、これは1万時間何かに取り組めばどんなことでも(体力勝負を除く)それなりのレベル(他人より抜きんでたレベル)にまで成長できるとも言える、といった話があります。

 

1日に3時間取り組むとして、1年では(365日×3時間)1095時間、約10年間必要ということになります。長いようにも思えますが、10年間継続すればそれなりになれるんだという気もします。

 

「継続は力なり」は偉大です。

 

 

 

<条件その4>すぐに不貞腐(ふてくさ)れる人

 

絶好調、何をしても物事がうまく進んでいるときにニコニコしていることは難しいことではありません。ですが大抵のことは思い通りにはならないのが現実です。思い通りに製作できないときも、思い通りに成績が上がらないときも、心は冷静で穏やかにそして謙虚でいられる、そんな人になってもらいたいなと思います。

 

 

 

と4つの条件を述べましたが、私自身があてはまるものばかり!ではないですか!少しずつ改善をはかり、“絶対成功する人!”を目指します。      (奥松)                                     


☆やっぱりレゴっておもしろい

 ご存知の方も多いと思いますが、アメリカのジョージア州で生活している前足のない子犬がネットで紹介されていました。その子は生まれつき前足が2本とも無いという状態で動物病院の前に捨てられていたというのです。それを見つけた獣医さんとその子犬を引き取ることを決意した勇気ある家族のおかげで子犬は元気に成長することができたと書かれていました。そんな境遇であるにもかかわらず写真で見る子犬は、純真で愛らしいぬいぐるみのような表情をしていてとても印象的でした。

ある一家に引き取られたのち、その家のレゴ好きの少年が子犬の体にかかる負担を減らしてあげようとオリジナルの車イスをレゴで使って作ってあげたそうです。しかも少年は大きくなっていく子犬の体に合うように何度もそれを作り直して調整してあげたそうです。そうして無事に成犬となってから、成長が止まったタイミングを見計らって本格的な車椅子を用意してもらったというその子は愛されていて本当に幸せだなぁと思いました。

このように工夫次第で目的に合ったものをカスタマイズすることができて、さらに必要に応じて何度だって作り変えることができるというのはレゴならではの魅力なのだとあらためて感じ、自分も何か実用的なものを作ってみたいという思いが強くなっていきました。

そこで、かねてから気になっていたスマホの充電ケーブルをスッキリと収納するための蓋付きの箱を作ってみることにしたのですが、邪魔にならない大きさや使用する際のケーブルの引き出しやすさなど自分なりのこだわりポイントを限られたブロックだけで作というのは決して簡単なことではなく、思わず熱中してしまいました。完成したかのように思えたも気になるところを見つけては手を加えるということをくり返し、何度目かにようやく現在の形に落ち着いて快適に使用することができるようになりました。

 みんなはいつも発表会に向けて独創的で面白い作品を生み出してくれますが、空間的・時間的な制約がある中でテーマに合わせた作品を仕上げるということは大変なことだなぁと痛感させられる時間となりました。ちょっと面倒な時もあるかもしれないけれど、アレコレと迷いながら作りあげていく過程も無駄ではないと思いますのでこれからもいろいろなものづくりに挑戦していきましょう。

                              (インストラクター清水倫子)


<今月の作品紹介> 恐竜滑り台 かぶと 温泉 巨大鯉のぼり 

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