２０２０年３月号

『ドラゴン桜　再び！』

　２００５年に放映された『ドラゴン桜』の続編が今年の夏にスタート！ドラマは、倒産寸前の落ちこぼれと言われてしまう生徒ばかりが通う私立高校の再建を任された弁護士桜木（阿部寛）が、起死回生の策として１年で東大合格者を出すというものでした。桜木メソッドとも言える学習方法には当時の受験生だけでなく、私も含め教育業界にも大きな影響をもたらしました。冷静に考えればそれだけじゃ東大受からないでしょ！と思えてもしまう点も多々あったのですが、現在も参考にさせていただていることがそれ以上にあることも事実です。

実はこのドラマ東大に合格することが最善であって、それだけに意味があることを伝えたかったわけじゃないんです。（※この先ネタバレあり。続編が始まる前に前作を見ておこうと思われる方はご注意ください）

　ドラマの最終回は、東大の合格発表。東大を目指す特進クラスには６名が在籍。ちょっと話がずれますが、６名の生徒は、山下智久・長澤まさみ・新垣結衣・紗栄子・小池徹平・中尾明慶と１５年後の現在でもなかなかの（かなりの？）活躍をしている役者ばかりなんです。結果は３名が合格（２名不合格、１名受験せず）。そして学園ドラマではよくある桜木と６名の生徒の別れのシーン。

ここで桜木の発する言葉にこのドラマで伝えたかったことがつまっています。で、泣けます( ;∀;)。You Tubeなどで見られる際はハンカチorティッシュのご用意をお忘れなく。

（桜木のセリフ）

　入学試験の問題には正解は常に一つしかない。その一つにたどり着けなかったら不合格。これは厳しいもんだ。だがな人生は違う。人生には正解はいくつもある。大学に進学するのも正解、行かないのも正解だ。スポーツに夢中になるのも、音楽に夢中になるのも、友達ととことん遊び尽くすのも、そして誰かのためにあえて遠回りするのも、すべて正解だ。だからよ、お前ら生きることに臆病になるな！……お前ら自分の可能性を否定するなよ、受かったやつもそして落ちたやつもだ。お前ら胸をはって堂々と生きろ！

 良いこと言うなぁ桜木先生（阿部寛の演技も素晴らしい！！）と先日もティッシュを濡らしながらYou Tubeで最終回を見返していました。次回、このドラマで扱われた学習法の中で共感できたものを具体的にご紹介したいと思います。　　（奥松） 

☆デジタル化の波に乗り切れていない私( 一一)☆

　ネット通販やSNSなど、インターネットを使って何かをしようと思ったらIDやパスワードを入力することが必要になると思いますが、みなさんはログインパスワードをどのように決めていますか？パスワードは個人を特定するために欠かすことのできない大切なものですが、それを忘れてしまい焦った経験があるという人は私だけではないと思います。

　私がインターネットを使いはじめた頃に「同じパスワードを複数のサイトで使い回すことは危険だ」と聞いたことがあったので、ネットに対して当初から不安があった私はできるだけ違うパスワードにするよう心がけてききました。その数が増えて記憶力だけで対応することが難しくなってくると、今度は秘かにIDやパスワードを記したメモを残すというアナログな方法で乗り切ってきました。

それでも思いつく文字列にも限界があって、いつの間にか限られたいくつかのパスワードだけをくり返し利用しているような状態に。ある時いつものようにパソコンを使おうと思っていてGoogleか何かの「複数のサイトで同じパスワードが利用されています」というようなメッセージを見た私は、いくつかのパスワードをその場で変更したのです。以前、パスワードを決める際には「基本となる一定の文字列」に「どのWEBサイトのパスワードなのかが特定できるような文字列」を組み合わせる方法が紹介されていたことを思い出したので実践してみたのですが、数日後には基本の部分以外があやふやになってしまうという悲しい結末が待っていたのです……あぁ、情けない(ToT)控えておいて正解でした。

パスワードを変更してから、それなりに落ち着いていた私のインターネット生活がちょっと億劫なものになってしまったことは言うまでもありません。ログインが必要になる度に毎回メモを確認するというひと手間が増えてしまったからです。もう一度覚えやすいパスワードに変更するということも考えましたが、情報が一元的に管理されて個人情報が紐付けされている現代社会において「覚えやすい＝簡単なパスワード」に変えるということがどういうことなのか少し気になってしまったため、とりあえずは現在のパスワードを覚えようということになりました。　（インストラクター　清水倫子）

“かわいいひな壇が出来ました！”

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