２０２０年１２月号
『２０２０年』
“今月の名言・格言”というものを稲進会の教室（通信のスケジュール表にも）に掲示していて、１２月は“ニュートン”でした。ニュートンについて調べていると、ニュートンの三大業績と呼ばれる『万有引力・微積法・光学』の構想は、ある短い期間に生まれたようです。１６６５年（ニュートン２３歳くらい）から１年半ほど彼は在籍していたケンブリッジ大学を離れ故郷で過ごすことになりました。当時ペストが流行していて大学が閉鎖されてしまったのです。（※ペスト…ペスト菌によっておこる感染症。１４世紀の流行時には、当時の世界人口の２２％もの人が亡くなりました。今だったら１０億をはるかに超える人数になりますね）
一流の人はやっぱり違うな、ニュートンは故郷で必死に研究に没頭していたんだなと思ったのと同時に、ニュートンはただそうしたことの研究が好きだっただけなんじゃないとも思えたのです。
現在世界の医学に携わる人は、コロナのワクチンや治療薬の開発に向けて日々取り組まれていることでしょう。その活動に根底には、世界中の人がコロナに恐怖心を抱くことなく生活が出来、日常を取り戻せるようにという気持ちがあるはずです。ニュートンが故郷で研究に没頭した当時も、ペストと戦う数多くの人がいたはずです。でもニュートンが研究していたのは、ペストとは関係ないものです（万有引力はペスト菌と関わりはない気が）。
ニュートンのように自分のやりたいことをやる、これはこれでいいんだと思います。２０１１年の東日本大震災の時、復興に携われないものは自分のやるべきことをやって日本の経済を停滞させない、そんな意識を明確に持つことができました。しかし、今年は医療従事者（本当に頭がさがります）以外の人は“Stay”していろと言われ続け、“Go”の号令がかかったかと思いきやまだまだ“Stay”していましょうに。人間、一週間「なにもしなくていいよ」ならうれしいですが、１か月２か月と続けば精神的に何かしらの影響が出てきても不思議ではありません。ニュートンのように何もしなくていいよの間に、自分の研究に没頭出来たり、開催されるかわからないオリンピックに向けて今この瞬間日々努力をし続けるアスリートはスゴイとしかいいようがありません。
凡人の自分は、この先いったいどうなるのかと思いをめぐらしながらダラダラと過ごしている時間が多い一年でした。一年後の今頃は世界中にワクチンが行き渡り、効果的な治療薬も開発され、東京オリンピックも無事開催され……となることを願いつつ、そううまくはいかないのではという気持ちが起きてしまいます。こうした中ですから、感染対策と日々やるべきことはきちんとやる！その前提の上で、未来のちょっとした楽しみを大切にしていきたいなとも思っています。ハーゲンダッツ食べちゃおうとか、プレミアムモルツ飲んじゃおうとか、明日はラジコンの練習（←これが面白いんです。またご紹介します）に行こう！とか、自分にとってはそんな感じのもので気分を上げながら過ごしていこうと思います。
お読みいただいている皆様にとっても、これまで経験したことのない一年だったのではないかと思います。来年は少しでも改善に向かうことを願うばかりです。お体ご自愛いただき、良いお年をお迎えください。
（奥松）
ネズミ年に我が家にやってきた“ミルク”くん（ハムスター♂）真っ白でシロクマのような毛並みなんです!(^^)!カワイイ
☆クリスマス作品撮影会☆
今年ももう少しで終わりますね。たぶん世界中の人達が同じ思いだと思いますが、今年は新型コロナウイルスに振り回された一年でした。うちの子供は体育祭も部活の大会も修学旅行も中止になり、私は楽しみにしていたライブが3つすべて中止になってしまいました。ぴえん（今年の新語大賞）。
まなびの広場のクリスマス発表会も今年は密（今年の漢字）を避けるため、撮影会という形でやらせていただきました。今回初めてイベントで発表した生徒は、いつものレッスンとは違うかたちの発表を、発表会をやったことのある生徒は、無観客でカメラに向かって発表するという初めての経験をしました。
いつも通りに元気に発表できる生徒、緊張してなかなか言葉が出てこない生徒、恥ずかしくて画面から消えてしまう生徒、台本を作って発表する生徒、YouTuberさながらに自分で演出して発表する生徒。人前ではしゃべれないけどカメラの前ではしっかり発表できる生徒。いつものレッスンや発表会とは違った生徒達の姿が見られ、私達もほっこりさせてもらいました。
まだまだ先の見えない状況ですが、来年も子供達にパワーをもらって、全集中で頑張りますのでよろしくお願いします。
（インストラクター 宇賀神薫美）
☆今月の作品紹介☆
“🎄クリスマス関連作品🎄”
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