2019年10月号

『誘惑に負けない心

 この度の台風19号により、被災なさった皆様へお見舞い申し上げます。

被災なさった皆様のご安全と被災地域の復興を、心よりお祈り申し上げます。

 

ラグビーワールドカップ!盛り上がっていますね。日本代表の予想をはるかに上回る(こうかくと選手たちには失礼になってしまうのかもしれませんが、多くの人はここまでの活躍は予想出来ていなかったことでしょう)戦いぶりを手に汗を握りながら楽しませてもらっています。

 

勝利後、インタビューでの選手たちのある言葉が印象に残っています。「この勝利のためにいろんなことを犠牲にしてきました」、この中の『犠牲』という言葉です。この言葉を耳にし以下のテストを思い出しました。

 

マシュマロテスト”(wikiより引用)

 被験者である子どもは、気が散るようなものが何もない机と椅子だけの部屋に通され、椅子に座るよう言われる。机の上には皿があり、マシュマロが1個載っている。

 

実験者は「私はちょっと用がある。それはキミにあげるけど、私が戻ってくるまで15分の間食べるのを我慢できたら、マシュマロをもう1個あげる。私がいない間にそれを食べたら、2個目はなしだよ」と言って部屋を出ていく。

 (15分の間に)

・食べてしまった子→20年後に人生が上手くいっていない確率が高い

・食べずに我慢出来た子→20年後に人生が上手くいっている確率が高い

※生まれ持った性格だけでなく、育ってきた家庭環境など両者の違いを生む要因は諸説あるようです。                                             

 目の前の誘惑に負けないために必要なこと。それは、自分にとってより魅力のある未来を思い描けるかどうかだと思います。ラグビー日本代表であれば、スコットランドに勝つ!ベスト8に行く!その瞬間を思い描きながら苦しい練習に取り組んでいたはずです。受験も同じですね。今日は眠いから、見たいテレビがあるから、もう少しでゲームがクリアできそうだから……、など誘惑はたくさん現れてきます。誘惑を振り切り勉強に向かわないかぎり学力の向上は現実のものにはなりません。もちろん合格も手に入りません。誘惑に打ち勝つにはあの学校に入学したい!その気持ちの強さにかかっています。

 

一体何個出現するの?と思えてしまうほど今年はたくさんの台風が日本にやってきています。今後さらに地球温暖化が進み自然災害の恐怖のもと生活していかなければなりません。消費税も10%に上がりました。これからの日本は本当に大丈夫なの?と思えてしまったりもします。だからこそ“それでも将来は明るい”と信じ、一人ひとりが日々やるべきことをきちんとする、その積み重ねが未来を灯すことにつながるにちがいない!とラグビー日本代表の快進撃を目にしながら思いました。              

 

                                        奥松


  ☆実際に触れてみる☆

 令和、れいわ、レイワン・・・ゼロワン!!!令和初の、仮面ライダーはダジャレ???特撮と言えば、私は、仮面ノリダーくらいしかまともに見た記憶がないのですが、この度、仮面ライダー・ゼロワンを見始めました。いろんな意味で面白いです。主人公アルトの顔が3分に一度くらい加藤諒に見えるとか、不破さんがこじ開けようとしているプログライズキーがポテチの袋に見えるとか、いろいろ話題になっていますが、私は、単純に、映像作品として見た時に、『特撮ってすごいな』と感じました。

 

 番組を見ていて、まず笑ってしまうのは、CGの合成がB級品なのです。すいません、けなしているわけではありません。恐らくは、予算と編集時間の都合上、どうしてもチープになってしまうのだと思います。でも、そこはプロなのでうまくごまかす工夫が見て取れます。一例をあげると、ライダーの変身を解くシーンによく現れていました。

 

 カメラアングルが斜め上方から画面中央にいるライダーを撮りカメラは固定で動かず、ライダーが画面右端まで歩き、画面右端付近でライダーが光に包まれながらフレームアウトします。すると、画面が一旦カットされて、別アングルからの人間姿になったシーンに切り替わるのです。これを最初に見た時に、普通のドラマとは違う面白さを感じました。ビームや爆発などの派手な合成は、勢いでごまかせます。一番ごまかせないのは、子供たちが注視するであろうライダーと主人公が切り替わる、変身・解除であることは間違いありません。そのほかにも、今流行りの小型アクションカムを使ったり、アニメのカット割りみたいな演出であったり、随所に工夫が凝らされていました。現実離れした、アクションシーンが多い特撮特有の工夫の仕方だと思います。ぜひ、大人の方も特撮だから子供向けだろうと高をくくらず、違った目線で見てはいかがでしょうか。                       

                             インストラクター 伊勢 豊 


☆今月の作品紹介☆

“バイキング” “餅をつくうさぎ” “お化けたち” “高層マンション”

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